SF

デスレース

ポール・W・S・アンダーソンの次回作が、ロジャー・コーマンの『デスレース2000』のリメイクだと初めて聞いた時は、何かの悪い冗談だと思ったもんだが、新旧ふたりのB級映画キングが関わった末に生まれたのは、どんな凶悪なモンスターかと思いきや、なん…

海を失った男

SF

SFの魅力はソリッドでカッコいいことだとばかり思っていた十代の頃は、まれに交通事故のようにして出会うスタージョンの短篇を読んでも、どこがいいのかさっぱりわからなかった。ディテールは古臭いしオチに驚きもない。なぜ、こんな作家が評価されるのかと…

現代SFお奨め作品一覧。 - Something Orange

SF

「オイオイ、SF関連のエントリが、はてブで凄いことになってるよ〜」とビックリして延髄反射。 いや、でもね、「現代SF」なのにグレッグ・イーガンやコニー・ウィリスに混じってハインラインやクラークやベスターが挙げてあるのは(ニューロマンサーすら…

『ハローサマー、グッドバイ』

SF

病院の談話スペースで読売新聞読んでたら(携帯の小さな画面じゃ、色々ニュース探すのも辛ってねえ…)、河出からハローサマー、グッドバイ (河出文庫)が再発されるの発見して「えっ!マジでっ!」とか叫んでしまった。周りの爺ちゃん達から注目浴びまくり(…

おくやみ:作家 アーサー C. クラーク、90歳

SF

クラークが死んだのは知ってたんだけど、何故かEngadgetに訃報があって、なんで?とピックアップ。てか、ディレーニィがゲイなのは有名な話だけれど、クラークがペドフィリアなのは、なんか日本では、アンタッチャブルなことなんでしょうか? そのことを記載…

ジョン・スラデック

SF

いまコピペして気づいたのだが、今の今までずっと、ジョン・スラディックだとばっかし思っていた。orz 河出の奇想コレクションから、柳下毅一郎プロデュースのオリジナル短篇集が出るらしい。 それはそれで楽しみなのだが、もっと気になるのはこれだったり(…

『伯林星列(ベルリン・コンステラティオーン)』/"Berlin Konstellazion"

SF

ハヤカワから届いたメルマガを見てたら、ベスターの『虎よ、虎よ! (ハヤカワ文庫SF)』/"The Stars My Destination"と、野阿梓の『兇天使』が再刊されるとのこと(なお、『兇天使』は上下巻だったものの合本。表紙は萩尾望都のままなんだろうか?)。 へえと…

訳文

SF

退院のメドもついたのだが、日にちが確定しない所為で、なんだかジリジリ。 ZERO3で2ちゃん見たり、mixi見たり、熊アニキ・熊オヤジ満載の海外のエロサイト見たり(ちょっとデブ専入ってます)も、さすがに飽き飽き。 持ってきた本の残りは、ロバート・コー…

『ひとりっ子』/"SINGLETON and Other Stories"

SF

昨日、一昨日と、文学とか、恥ずかしいことを口走ってしまっちゃったので(笑)、チャキチャキっとソリッドでスタイリッシュなハードSFを。 グレッグ・イーガンについては、Wikipediaでも、はてなのキーワードでも勝手に読んでもらうとして(酷いことになって…

ウェットワーク (文春文庫)

SF

こないだの『バイオハザードIII』つながりじゃないけれど、こちらも、ロメロの『ゾンビ』/"Dawn of the Dead"から薫陶を受けたとおぼしき、ノンストップ系ゾンビ小説。著者は、80年代にファンゴリアで、ホラー作家のインタビューやスプラッタパンク論を書い…

たったひとつの冴えたやりかた

SF

相変わらずヒマなので、ジェイムズ・ティプトリー・ジュニアの連作中篇集を読んだ。 最近、翻訳が出た『輝くもの天より墜ち』/"Brightness Falls from the Air"と、背景を同じくする未来史を舞台にした、ハインラインもかくやという連作中篇集。ティプトリー…

どんがらがん

初めて見る殊能将之(ハサミ男の人です)のホームページで、こんなの知っちゃった(以下、リンク先を見易いように変更の上、一部転記ね) 『どんがらがん』/ アヴラム・デイヴィッドスン 編者:殊能将之 装画:松尾たいこ 装丁:阿部聡(cozfish) 序文(グ…