どんがらがん

初めて見る殊能将之ハサミ男の人です)のホームページで、こんなの知っちゃった(以下、リンク先を見易いように変更の上、一部転記ね)


『どんがらがん』/ アヴラム・デイヴィッドスン
編者:殊能将之
装画:松尾たいこ
装丁:阿部聡(cozfish)


序文(グラニア・デイヴィス)浅倉久志
ゴーレム/"The Golem" 浅倉久志
物は証言できない/"The Necessity of His Condition" 浅倉久志
さあ、みんなで眠ろう/"Now Let Us Sleep" 浅倉久志訳*1
あるいは牡蠣のいるどんな海も/"Or All the Seas with Oysters" 若島正
ラホール駐屯地での出来事/"The Affair at Lahore Cantonment" 若島正
クィーン・エステル、おうちはどこさ?/"Where Do You Live, Queen Esther?" 浅倉久志
尾をつながれた王族/"The Tail-Tied Kings" 浅倉久志訳*2
サシェヴラル/"Sacheverell" 若島正
眺めのいい静かな部屋/"A Quiet Room with a View" 若島正訳*2
グーバーども/"The Goobers" 浅倉久志訳*1
パシャルーニー大尉/"Captain Pasharooney" 中村融訳*2
そして赤い薔薇一輪を忘れずに/"And Don't Forget the One Red Rose" 伊藤典夫訳*1
ナポリ/"Naples" 浅倉久志訳*2
すべての根っこに宿る力/"The Power of Every Root" 深町眞理子訳*2
ナイルの水源/"The Sources of the Nile" 浅倉久志訳*2
どんがらがん/"Bumberboom" 深町眞理子

*1=単行本初収録 *2=本邦初訳


凄っげえ。

河出書房新社奇想コレクションで出るらしいですが、21世紀になって、アヴラム・デヴィッドスン(デイヴィッドスン?)の短編集が読めるとは、思ってなかった。
しかも、この訳者の豪華さ!
オールスターキャストというかドリームチームというか(笑)

編者である殊能将之も、

たとえていえば、一流ミュージシャンをスタジオに呼んで、超難曲を演奏してもらい、ミキシングルームで聴きながら、「やっぱ浅倉さんのドラム最高!」「深町さんのベース超クール!」とか喜んでいるだけで、本人は何もしないという、DJの快楽を満喫しております。

と、ちょい興奮気味(笑)

いや、興奮するのもわかります。しかも自分のセレクトなんだしね。


で、上記奇想コレクションのページを見ると、下の方にこそっと続刊予定があって、あーた、ゼナ・ヘンダースンコニー・ウィリスぅー?
ロバート・F・ヤングの『たんぽぽ娘』、伊藤典夫編ということは、コバルト文庫版(風見潤編)とは違うのかしら?
お願いだからハヤカワよ、このコニー・ウィリスの新刊と同時に、わが愛しき娘たちよを再刊しておくれでないかい?
とか色々思うのですが、2冊もハヤカワで短編集を出したのに、ここにグレッグ・イーガンを持ってきた山岸真だけは、反省するように。
いや、大人の事情があんのかもしれないんだけどさ。