『伯林星列(ベルリン・コンステラティオーン)』/"Berlin Konstellazion"

雄牛と槍―永遠の戦士コルム〈2〉 (ハヤカワ文庫SF)
ハヤカワから届いたメルマガを見てたら、ベスターの『虎よ、虎よ! (ハヤカワ文庫SF)』/"The Stars My Destination"と、野阿梓の『兇天使』が再刊されるとのこと(なお、『兇天使』は上下巻だったものの合本。表紙は萩尾望都のままなんだろうか?)。
へえと思っていたら、なんかこんなのも出るらしい…

1936年夏、世界大戦の暗雲たなびく欧州。
ナチス独逸が支配する首都・伯林にあって、
美少年は苛酷な運命により苦界へと転落し、
独裁者ヒトラーが主導する五輪の迫るなか、
さらなる血塗られた謀略へと巻きこまれる。

八年の歳月を経て、今、ここに開花する大輪の薔薇、
ナチズムとサディズムが交わる耽美綺譚、遂に刊行!

野阿梓ホームページ,伯林星列, ベルリン・コンステラティオーン

7年ぶり…の新刊ですが…SF、なんでしょうか?
てか、SF者であると同時にガチホモという、幾重にもマイノリティな人間からのお願いなんですが、もう耽美なんてフレーズは、使ってくれるなよ野阿梓


ちなみに、二月はムアコックの再刊の続きも。
僕は、初めてのムアコックだった所為もあって、前半の剣の騎士三部作の方が好きなんだけれど、これは表紙勝ち。なんとも禍々しくて良い。
ムアコックの新しいサイクルを描いている佐伯経多&新間大吾のコンビは、天野義孝という強敵相手に、頑張ってるよな。