ニューメディア


電子出版は確かに今後伸びていくだろう。しかし、今現実の時点でこれからなんでもかんでも電子出版化していって、紙の上の印刷が古いモノになってしまうかのような風潮はいただけない。今から10年前「10年後」という本が出版された。つまり10年前から現在を予測した本なのだが、その中ではっきり「ニューメディアの発展によって新聞は配達されなくなるか、部数が大幅に減る」といっている。そうなっただろうか。今のマルチメディアブームがいまひとつ盛り上がらないのは、10年前のニューメディアブームで痛い目にあった企業が多いからだと言われる。あのころのニューメディアは確かにひどかった。使いこなせないし遅いしという具合で、到底一般人の欲しくなるようなものではなかった。昨今の電子出版だってそうだ。はたして、今の日本にあるCD−ROMで読みたくなるようなものがあるだろうか。あるとしても値段が高すぎるのじゃないか。マルチメディアパソコンだって、まだようやっと家庭にはいりかけた段階で、どうやって使うのか、誰もわかってない。


ニューメディアとは、科学技術の発展に伴い、従来のテレビ・ラジオ、新聞・雑誌、電信・電話などの既存媒体(マスメディア)にとらわれない新たな媒体として、1980年代初頭に主として当時の電電公社により普及が推進された新媒体のことをいう。
INSを中心とした高速度ネットワークを中心に、各企業・家庭に設置された新型端末を介して情報を得たり、発信したりということがコンセプトとなっている。

普段、この[ことば]というカテゴリでは、ネットで見かけたこれまで知らなかった言葉をピックアップしてるんだけど、今回は、こういう言葉があったよなあと懐かしくなったので。
別の言葉のアタマに、ただ「ニュー」とつけただけのものと言えば「ニューサイエンス」なんてのもあったよね。
高校のときに背伸びして吉成真由美の本とか読んでたなそういえば。