Get Behind Me Satan
巷の洋楽ファンのあいだでは、ColdplayだOasisだと騒がれてますが、同時期にリリースされた中では、White Stripesのこれが、一番好みかな。
Rockin'onかなんかのインタビューで、Beckが前作を評して、「ヤツは、Led Zeppelinがやりたかっただけさ…」とかなんとか云ってたのを覚えてるけど、去年出たライヴのDVDを見ると、「まさに!」という感じ。*1
Zeppelinが解散して、フォロワーは、いくつも現れたし(ほら、Kingdom Comeとかさ)、ジミー・ペイジ自身が、セルフパロディみたいなことをやってたけど、こんなところから、Zeppelinを継ぐ者が現れるとは、誰も思ってなかったと思う。
デビュー当初のイナたいロックンロールから、いつの間に、こんな地点まで来てしまったんだろうかね。
今回のアルバム、1曲目こそ"Seven Nation Army"ばりの必殺リフ炸裂なんだけど、それ以降は、ピアノやマリンバやアコースティックギターを多様した曲ばかりです。
でも、その中に、それこそZeppelinの一枚目みたいな、緊張感が溢れてる。
ただし、それが醸し出す情景は、カンタベリーの草原ではなくて、荒れ果てた土地に交差する、
*1:とか云って、実は、DVDを買った訳じゃないんですメンゴ。でも、あちらの公式サイトを見ると、DVDに収録されてるDolly Partonの"Jolene"のカヴァーが見れます。これに比べれば、僕がこの記事で費やした言葉の、いかに空虚なことか。ぜひ、見てください。それだけでいい。