シルト


まず新浦安駅を降りると、駅前広場に設置されたエレベーター建屋が地盤面から離れて浮いている。地盤が液状化して、沈下したとみられる。


 液状化で地表に噴き上がった土は既に乾いており、風や走る自動車で辺りに巻き上がっている。砂より細かいシルト状の土粒子だ。


シルト(silt)とは、砂より小さく粘土より粗い砕屑物のこと。
地質学では、泥(粒径が1/16mm以下のもの)の中で、粘土(粒径が1/256mm以下)より粒が大きく粗いもの(粒径1/16mm〜1/256mm)をシルトと呼ぶ。
シルトが続成作用によって堆積岩になったものをシルト岩(siltstone)という。


74μm以下の細粒分↓を半分以上含んで、塑性指数が低い、変形するときに膨張するなどの性質を持つ土です。シルト分 silt fractionというときは、粒径が0.005〜0.074mmの範囲の土の粒子のことです。適度に含まれていれば、締固めを助けますが、多いと水の影響を受けやすくなります。アスファルト混合物では、骨材の乾燥が不十分になりやすい、コンクリートでは単位水量が増えたり、レイタンスが多くなったりとあまりいいことはありません。れき分は粒径が 75 mm - 2 mmの土(粒径が75 mm以下であれば土質材料ということになります)、砂分は 2 mm - 0.74μの土、その下がシルト分、その下、5μ以下のものが粘土分ということになります。