矢作俊彦

マイク・ハマーへ伝言 (角川文庫)
矢作俊彦池上冬樹の対談となっているが、ほぼ矢作俊彦へのインタビュー。引用したい部分がはてブに入りきらない。


――矢作さんが本を読んでいて、どんな文章に惹かれますか。やはり個性的な文章ですか。


矢作 それはそうですね。翻訳ですけれど、本来ならもってのほかの文章だと思いますが、デビューしたばかりのウィリアム・ギブスンは、やっぱり心惹かれるものがありましたよね。逆にポール・オースターなんか全然ダメだし、スカだと思ってます。
 ギブスンは悪文だって言われるけれど。名文といえば、カート・ヴォネガットの文章が好きですよ。浅倉久志さんが訳したヴォネガットの文章は、心地いい。