パラノイア


僕自身は造本にこだわりはないのですが
LPレコードがCDになる時に「ジャケット」を惜しむ人が多くいたように
ペーパーバックではイヤだという人もある程度はいるのです。
同年代の知人の中にさえ「活字組版」の味は写植では出せないと嘆く人がいます。
写真植字の文字組みの精度とか字詰めに芸術的な才能を持ち精魂を傾けている方もいます。
それは僕にはパラノイアにしか見えないのですが、

それはもう工業製品じゃなくて芸術品かもね。芸術にパラノイアは必要だから。