阿部ちゃん

オシムの伝言


中盤からバイタルエリアにかけてのメンバーは、中澤、トゥーリオ、阿部、遠藤、長谷部と、みんなオシム監督時代に「自分たちで考えて対応しろ」と耳にたこができるほどたたき込まれた選手たちです(オシム時代にはここに鈴木啓太もいた)。とくに、阿部がその中心に入ることで、化学変化が起きた。コンちゃんやイナくんでもわるくはないけれど、阿部ちゃんほどの柔軟な、触媒的な効果は起きなかったのではないか、などと、ひいき目ではなく、思っている今日この頃なのです。


2年ほど前か、オシムさんがまだ日本にいたころ、面会に来た阿部ちゃん。
オシムさんから「自分のスタイルを持て。これが阿部勇樹だというスタイルを」というアドバイスをもらって、とたんに「そうか」といきいきした表情になってた。この5月のイングランド戦前日にも、オシムさんからのアドバイスが。
細かいところまではここでは書かないけれど、ようするに「自信を持て」ということでした。


その結果、イタリアのテレビ番組でコスタクルタ(元ACミラン)から「ニッポンのディフェンスラインは、通常は「W」型だが、アーベが対応することで「U」字型に変化し、また「W」にもどる。非常にみごとだった」
と、ほめられるようなプレーができた(7月2日「コスタクルタ渋い」参照)。


読む進むにつれ、2005年ごろのジェフ千葉を懐かしく思います。
ちっぽけでしたけど「完成品」でした。


阿部選手がアンカーで成功、と言われても、当時を知る人間は「当たり前」と思うばかりです。


過去は過去。前に目を向けているんですけどね、、、


悶々。
miso2010/07/06 1:07 PM