カードカウンティング(card counting)

カードカウンティング入門 (カジノブックシリーズ)


631 名前:山師さん@トレード中 投稿日:2012/04/22(日) 01:23:07.65 id:iLu/EOu6P[]
おまえら歩み値録画して分析してやったぞ
【前提】
K氏は当日出来高の半分以上を占めていると思われる(70%くらいか?)ので
自分たち以外のポジションが
売りに偏っているか買いに偏っているか的確に判断できる
(カードカウンティングのようなもの)


1956 年、アメリカのメリーランド州の陸軍研究所の 4 人の数学者のロジャー・ボールドウィン/ウィリアム・カンティー/ハーバート・メイゼル/ジェイムス・マクダーモットは、計算機で研究したブラックジャックの基本戦略の原型を発表しました。
この論文に刺激を受けたカリフォルニア大学のエドワード・ソープ教授 Edward Thorp は、"Beat The Dealer" (1962) という著書でコンピューターを使ってブラックジャックを解析して、テン・カウントというカード・カウンティング手法を開発しました。
カード・カウンティングとは、「配られたカードから、ディーラーとプレーヤーのどちらに有利なカードが多く残っているか推測すること」です。
ディーラーは、手札の合計点数が 16 点以下であればドロー(ヒット)しなければならないので、数の大きいカードが多く残っていると、確率的にプレーヤーが有利になります。


上記の2例のような非常に単純な状況であれば、プレイヤーが有利かどうかの判断、最適戦術の判断を即座に判断出来る。しかし、より一般的な状況においては、まず配られたカードを全て記憶することは非常に難しい。また仮に、残りのカード状況を完璧に把握していたとしても、プレイヤーが有利かどうか、どのような戦略を取るべきかを計算するためには、考えられる全ての場合について確率を数え上げる必要が出てくるので、これを人間の頭で計算することは不可能である。 (なお、映画レインマン等の一般向けの描写では、抜群の記憶力があり残りカードを全て記憶出来れば、ディーラーに対して有利にプレー出来ると解説されることが多いが、残りカードを完全に記憶しても、残りカードに基づき厳密に確率計算を行い、映画の様にまったく負けない判断をおこなうことは難しい) このように、残りカードに応じてプレイヤーの有利不利や最適な戦略を『近似的に』判断することが可能となる。これがカードカウンティング(card counting)と呼ばれている手法である。
代表的なカウンティング手法であるHi-Loをここに示す。まずシューの配り始めにおける、カウント値を0とする。カードが開かれていくのに合わせて

  • イカード(high card; 10点カードとA)が見えたら -1
  • ローカード(low card; 2〜6点のカード)が見えたら +1
  • その他のカードは 0

というルールに従ってカウントを増減させていく。ここで、そのカウントがある一定の閾値を越えれば、プレイヤーに有利であると判断しベットを増やし積極的なプレイを行い、逆に、ある閾値以下であればプレイヤー不利判断し、ベットを減らし消極的なプレイを行う。また、戦略変更(strategy change, index change とも; 基本戦略からの逸脱)も、このカウント値に基づいて行う。但し、同じカウント値であっても、残りのカード枚数が少ない方が、よりカードが偏っていると考えられるので、上述のカウント値を残りのカードの枚数(あるいはデッキ数)で割って正規化した「トゥルーカウント(true count)」を用いることが行われる。