Rebecca Black - Friday
GoogleのZeitgeist 2011で2011年の急上昇ワード第 1 位とされていた女の子。
【3月22日 AFP】音楽評論家に情け容赦なく酷評された13歳の少女の曲が、ユーチューブ(YouTube)で3000万回再生され、iTunesのチャートで上位に入るなど大きな話題になっている。
ロサンゼルス(Los Angeles)の音楽会社アーク・ミュージック・ファクトリー(Ark Music Factory)は2月、カリフォルニア(California)州に住む13歳の少女レベッカ・ブラック(Rebecca Black)さんの両親から依頼され、レベッカさんの歌う「フライデー(金曜日)」をプロデュースしユーチューブに投稿した。
「今日は金曜日、楽しい金曜日。誰もが週末を待ち望んでる。パーティー、パーティー。楽しい、楽しいわ。週末が楽しみ」といった歌詞のこの動画は当初、ほとんど注目されなかった。
■辛らつなコメント続々
しかし、有名コメディアンが10日前、自身のブログにこの動画へのリンクを張り、「誰もが曲を作れるわけじゃない」とコメントしたことで状況は一変。ユーチューブでは注目を集め始め、ヤフー(Yahoo!)の音楽ブログでは「心が溶けてしまうほどゾッとする曲」、「ユーチューブでセンセーションを巻き起こしているレベッカ・ブラックの『フライデー』は史上最低の曲ではないか」と掲載された。
米タイム(Time)誌は、この曲は「大失敗」であり、ビデオについては「笑ってしまうほど恐ろしい」と評した。
しかし、これらのマイナス評価は曲に対する関心を高め、ユーチューブの再生回数は急上昇。パロディー動画が次々と投稿され、レベッカさんは一大センセーションとなった。
ユーチューブでは1万7000人の高評価に対し13万3100人が低評価としているにもかかわらず、iTunesの99セントのシングルチャートでは45位に入っている。
ようは13歳の女の子が親の金(コネ)でPV作ってYouTubeデビューしたら、晒されちゃって逆に凄く話題になっちゃったという話なんだけど、でも、この曲って確かに色々ヒドいけれど(頭すっからかんな歌詞はもちろんRebecca Black本人の声とか)、この脳みそとろけるようなアッ(パラ)パーぶりにはひどく中毒性がある。
つまりはそれだけポップスとして優れていたんだと思うし、でまたポップスなんざ元々これぐらい能天気なものだったんじゃないの?という気もする。