セリフ(Serif)とサンセリフ(Sans-serif)

500px-Serif_and_sans-serif_03.svg


ペンを持って、実際に文字を書く場面を想像してみてください。書き始め(この文字のストロークのはじまる部分をセリフと呼びます)には力が入ります。曲線を書くときには太い部分、細い部分とゆるやかな推移ができます。オールドスタイルで作られた書体は、このような手書きの文字をお手本にしています。そのためコントラストが穏やかで、くせがなく読みやすいのが特徴です。沢山の文章を読んでもらいたいときにおすすめです。


セリフ (serif) は、タイポグラフィにおいて文字のストロークの端にある小さな飾りを意味する。セリフのない書体はサンセリフと呼ばれたり(sans-serif: フランス語で「セリフがない」という意味)、グロテスク(フランス語で grotesque、ドイツ語では grotesk)と呼ばれたりする。


サンセリフ (仏Sans-serif) とは、セリフのない書体の総称である。セリフとは、文字の線の端につけられる線・飾りで、「うろこ」、「ひげ飾り」、「ひげ」とも呼ばれる。旧来のセリフのついた活字書体(セリフ体・ローマン体とも呼ぶ)と区別するために用いられる用語。「サン」とは、フランス語で「〜のない」という意味で、「セリフのない書体」を表している。日本ではゴシック体と呼ばれることが多いが、本来のゴシック体はサンセリフ体とは異なるもの。グロテスク体と呼ばれることもある。