SIMフリーiPhoneとFOMAプラスエリアの件

どうだった?iPhone4をドコモ回線で利用、その検証結果 - Togetter

日本通信のmicroSIMを差したiPhoneについて、こういうTogetterが。800MHz帯の上りと下りが日本と海外では逆になってるため、FOMAプラスエリアは使えないっぽい。うわーそれじゃダメじゃん。 http://bit.ly/c1ZRQEless than a minute ago via TweetDeck

「せっかくiPhoneをドコモ回線で使えると思ったのにー」と驚愕のあまり上記のようなTwitterをしたら、何人かの方から800MHz帯が上下逆になっているのはauのみでFOMAは関係なく、また、SIMフリーiPhoneでもApple技適に申請をおこなっていればFOMAプラスエリアでも使える筈とご指摘いただいた。orz
ググってみると確かにITmediaWikipediaに以下のような記述がある。


立川氏はさらに、800MHz帯については「利用法を抜本的に見直してから3Gに利用したい」と話す。抜本的の意味は、現在の日本の携帯電話が世界標準と大きく異なっている部分があることを意味している。


 携帯電話では、上り側の通信と下り側の通信で異なる周波数を使う。割り当てられた周波数のうち、世界的には低い周波数を上りに使い、高い周波数を下りに使っている。


 しかし日本の2Gでは「テレビの干渉問題で逆になっている」(立川氏)のが実情だ。つまり、低い周波数を下りに使い、高い周波数を上りに使っている。ドコモの3Gでは、これを世界標準に合わせており、800MHz帯の3G利用ではここも世界標準に合わせたいという意図がある。


 KDDIの3Gは、従来のcdmaOneとの互換性を維持するため、3GであるCDMA 1xでも逆のままだ。そのため、海外で通信を行うためには、通信方式は同じでも、上りと下りの周波数を逆転する必要があるという。なお、2GHz帯のCDMA2000 1x EV-DOについては、上り下りの周波数割り当てを海外に合わせている。


バンドIX(1700)はバンドIII(1800)に、バンドXIX(800)およびバンドVI(800)はバンドV(850)に帯域としては内包されるが別バンドとして扱われており呼称も異なる。後者のグループは、正確にはバンドVI ⊂ バンドXIX ⊂ バンドVという関係になる。

ただ、元の検証をツイートをされた方もこういうことをおっしゃってて、結局は日本通信のmicroSIM発売を待つしかないようだ。