Spirit of Wonder

スピリット オブ ワンダー (モーニングKCDX (845))
「SFとミステリとロックとその他もろもろ。」なんてサブタイトルつけときながら、池田信夫先生よりもCD聴いてなかったり、今年の「このミス」買っても読んだことない作家がちらほらいたり、「あー終わってるわー」と絶望感に駆られていたら、駄目押しにこのマンガを読んでしまった(泣)


鶴田謙二に、なんの恨みもないのだが(ということは裏を返せば、なんの思い入れもない、ということにもなるのだが)、なんだか今の僕には、物凄く内向きに…SF読みにしか魅力の感じられないジャーゴンやガジェットやシチュエーションの数々が、薄っぺらに見えてしょうがなかった。
短篇で、しかもマンガで*1、SFのワンダーを伝えることの難しさは、なんとなく想像がつくんだが、萩尾望都佐藤史生みたいな先達の作品には、もっとワクワクした訳で、鶴田の力が足りないのか、それとも僕からSFが逃げ出しつつあるのか?
SF界の鶴田への評価の高さを鑑みるに、やはり、僕の問題なのだろう。
そろそろいい歳だし(ハゲても来たしさ.゚・(つД`゜)・゜.)、更年期障害かしらん。

*1:野田先生の「SFは絵だねぇ」という名言はさておき