アイアンマン

Iron-man-armors何年か前、マーヴルが古参のヒーローたちをアップデートする為におこなった大規模クロスオーヴァーキャプテンアメリカは戦前生まれだし、アイアンマンなんざ当初のデザインは酷いもんで、本当にバケツみたいなヘルメットだったからね)ヒーローズ・リボーンを元に、それこそ「俺は、いかにしてアイアンマンになったか?」をコンパクトにまとめた快作。
いくらアメコミの土壌がないにしても、なんでこれがヒットせんかなー。「燃えるおと〜この〜赤いパワードスーツ〜♪」な映画なんだから、宣伝すりゃ充分ウケたんじゃねえかと。
ウチの父親が『センター・オブ・ジ・アース』を初日に見に行って、観客が自分含めて七人だったと嘆いておりましたが(しかも長崎は3D上映じゃないんですと)、なんだか最近の日米の映画界は乖離が激しいね。

てかさ、このアイアンマンやキャプテンアメリカが生まれた頃、ヒーロー達の敵はナチスドイツだった訳だけど、人生色々敵も色々、時代が変われば敵も変わって、現代のヒーローは、ここ数年アフガンのテロリスト達と戦わなくちゃならなかった。
ところが、アメリカ経済が瓦解して、ハリウッドに金バンバン落としてたモルガン・スタンレーみたいな投資銀行が破綻しちゃうと、次の金蔓はどう考えてもオイルマネーなので、今後は、これまでみたいに露骨に「ファッキューアラブ人!」とは出来ないんじゃないかと予想*1
そうなると、次の敵は誰だ?
巡り巡って宇宙人なのか(笑)
アベンジャーズ』やるみたいだから、それぐらい大袈裟じゃないと、バランスが取れないかもね。

*1:シャイア・ラブーフみたいなアラブ系のアイドルが持てはやされるのは、そういう意味もあるんじゃね…って、ここまで行くと陰謀論めいちゃうか。